2025-11-06 : 妊婦さん(マタニティー)の整体,現役世代の女性のメンテナンス(疲労回復整体),産前から、腰痛、肩こり、姿勢、猫背、頭痛、首痛(首の筋ちがい),産後の首こり、産後肩こり、仕事を頑張る女性の首こり、肩こり、腰痛,産後整体(産後の骨盤矯正)骨盤などの痛み
リラキシンと骨盤の深いつながり
「産後、急に体がグラグラする感じがする…」 「腰や股関節だけでなく、心まで不安定になった気がする…」 「以前はなかった不安感や、急な落ち込みに悩んでいる…」
産後のお母様から寄せられる「体の痛み」と「精神的な不調」の訴えは、しばしば同時に起こります。これらは単なる偶然ではなく、**「リラキシン」というホルモンと、体の最深部である「骨盤(仙骨)」**が深く関わる、構造的・神経的な連鎖反応です。
このリラキシンによって引き起こされた骨盤の不安定さは、単なる物理的な痛みに留まらず、私たちの感情や睡眠をコントロールする**自律神経(特に副交感神経)**の働きを阻害してしまいます。
当院の産後骨盤整体は、このホルモンによる構造的な影響と、それに伴う自律神経の乱れを同時に考慮したアプローチを行います。ボキボキしないソフトな手技で、不安定な骨盤を整え、体の芯から安定とリラックスを取り戻すための環境づくりをサポートいたします。
この記事では、リラキシンが体にもたらす影響、なぜ骨盤の歪みがイライラにつながるのか、そして整体による仙骨アプローチの重要性について、深く解説していきます。
第1章:リラキシンが引き起こす「構造的な不安定さ」
リラキシンは、妊娠中から分泌され、出産をスムーズにするために靭帯や関節を緩める役割を果たします。このホルモンが産後も体内に残ることで、様々な問題を引き起こします。
1-1. リラキシンの残存と関節の過剰な可動性
出産後、リラキシンは数ヶ月間(個人差があります)体内に留まります。この間、骨盤を構成する**仙腸関節(せんちょうかんせつ)や恥骨結合(ちこつけつごう)**などの靭帯が緩んだ状態が続きます。
影響: 靭帯は関節を安定させる役割を持つため、緩むと骨盤全体が不安定な状態になります。これにより、股関節の痛み、腰のグラつき、仙骨部の違和感といった症状が出やすくなります。
症状: 特に、片足立ち、寝返り、階段の上り下りなどで、関節がギシギシとズレるような感覚(過剰な可動性)を感じることがあります。
1-2. 不安定さの代償と慢性的な疲労
土台である骨盤が不安定だと、体は転倒を防ぐために、周囲の筋肉を使って過剰に固定しようとします。
代償: 殿筋群(お尻の筋肉)、内転筋群(太ももの内側の筋肉)、腰方形筋(腰の筋肉)などが、常に緊張し続け、固くなります。
結果: 本来休むべき筋肉が休めず、慢性的な疲労や血流の悪化を引き起こし、これが「常に体が重い」と感じる原因となります。
第2章:構造的な不安定さが「心の不安定さ」に変わるメカニズム
股関節や腰の痛みが「心の不調」と繋がっているのは、自律神経系(ANS)が深く関わっているからです。
2-1. 慢性的な痛みが引き起こす「交感神経優位」
体のどこかに慢性的な痛みや違和感(危険信号)があると、脳は常にストレス下にあると認識します。
交感神経優位: 体は生命維持のため、無意識に**「交感神経」(闘争・逃走モード)**を優位にします。これは、いつでも動けるように心拍数を上げ、筋肉を緊張させるモードです。
結果: この状態が長く続くと、イライラ、不安感、浅い呼吸、睡眠の質の低下といった、精神的・自律神経的な不調となって現れます。
2-2. 仙骨と「副交感神経」の密接な関係
自律神経の中でも、リラックスと回復を司る**「副交感神経」は、主に脳幹と仙骨**から出ています。仙骨は骨盤の中央に位置する、非常に重要な骨です。
神経の通り道: 仙骨の前面からは、骨盤内臓神経という重要な副交感神経が内臓や生殖器に向かって出ています。
問題: リラキシンや歪みにより仙骨の位置がズレたり、周囲の筋肉が硬く緊張したりすると、この副交感神経の働きが阻害され、「リラックスのスイッチ」が入りにくくなってしまいます。
第3章:整体による自律神経・ホルモンケアへのアプローチ
当院の産後骨盤整体は、仙骨と骨盤への丁寧なアプローチを通じて、自律神経が整いやすい環境を整えることを目指します。
3-1. 仙骨の「静かな調整」で副交感神経を優位に
仙骨は、体のバランスの中心であり、自律神経の通り道でもあります。
アプローチ: ボキボキせず、お客様の呼吸や体の反応を細かく感じ取りながら、仙骨のわずかな傾きや捻じれをソフトに調整します。
効果: 仙骨周辺の緊張が解放され、副交感神経の働きがスムーズになることで、施術中から深いリラックス状態を体感していただけます。これは、精神的な落ち着きを取り戻すための第一歩です。
3-2. 股関節周囲の安定化と「グラつき」の解消
リラキシンで緩んだ股関節や仙腸関節に対して、直接的な強い力は加えません。
アプローチ: 関節を安定させるために必要な深層の筋肉(インナーマッスル)にアプローチし、筋肉のサポート機能を回復させます。
結果: 体の土台が安定することで、無意識に使っていた過剰な防御筋が緩み、股関節のグラつきや痛みが軽減します。これにより、日常生活での動作に対する**「安心感」**が生まれ、それが交感神経の鎮静化につながります。
3-3. 内臓機能のサポートとホルモンバランスへの間接的な寄与
自律神経のバランスが整うと、内臓(特にホルモンを生成・調整する臓器)の機能も安定しやすくなります。
影響: 睡眠の質の向上、消化吸収機能の改善、血流の促進などが起こり、ホルモンバランスが整いやすい体内環境が構築されます。
第4章:産後の不安は「体のSOS」として受け止める
産後のイライラや落ち込みは、「私が頑張りが足りないから」でも、「性格が変わったから」でもありません。それは、ホルモンと骨格の不安定さが、自律神経にストレスをかけ続けていることの物理的なサインです。
ご自身の体を責めたり、一人で抱え込んだりする必要はありません。
当院の産後骨盤整体は、優しく、デリケートな産後の体を、構造と神経の両面からサポートし、**「安定した体」と「穏やかな心」**を取り戻すお手伝いをいたします。
股関節の痛み、慢性的な疲労、そして精神的な不安定さでお悩みの方は、ぜひ一度、当院にご相談ください。体の土台を整えることが、あなたの心に平穏をもたらします。
やす整骨院へのアクセス情報
当院は玉川駅すぐの場所にございます。
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